旅行産業経営塾は旅行業界有志が運営する勉強会で、将来の旅行産業を担う人材の育成を目的に「ものの見方、考え方、決め方」を学ぶ場です。
1999年の開塾以来、400名以上の卒塾生を旅行業界や観光業界に輩出し、卒塾生のネットワークを作ってきました。
講師には旅行業界内外の識者や、他業界、弁護士、大学教授、地域振興に携わる方などをお招きし、講義のみならず、グループ討議と発表とを通じて考えを深めるカリキュラムを展開しています。
また、会社の大小も役職も関係なく個人の資格で参加できるため、塾生同士が利害関係抜きに本音で語り合い、情報交換はもちろん、お互い切磋琢磨し、支え合う仲間になることも特徴です。
周知の通り、現在、旅行産業は新型コロナウイルス感染症の影響で、とりわけ海外旅行は壊滅的なダメージを受けています。
東京オリンピック・パラリンピック終了後には海外旅行の再開が期待されますが、マーケットが大きく変質する可能性が予想されています。
国内旅行もまた、Go Toトラベルキャンペーンに関わる政府の決定に、旅行業界・観光業界は振り回されてきました。
キャンペーン終了後の需要をどのように予測し、ニューノーマル下でどのような旅行スタイルが求められるのか、不確定要素が多々あります。
一方で、急速に普及したオンラインでの会議やプレゼンテーションの仕組みを活用し、さまざまな新しい取り組みが行われていることは、新たなビジネスの萌芽を感じさせるものです。
いずれにしても、アフターコロナ・ウィズコロナ時代のマーケット構造や旅行ビジネスのあり方につき、今まさに正しく現状を認識し、議論を重ね、来るべき新しい時代に備えることこそが、業界として必要不可欠なのではないでしょうか。このような状況で迎える2021年、引き続き起こりうる感染拡大への懸念に配慮して、旅行産業経営塾はオンライン方式で再開いたします。
混迷の時代に、是非多くの業界関係者にこの「旅行産業経営塾オンライン塾」にご参加いただき今まさに必要なテーマ、今だからこそできる議論、今しかできない考察に、ご一緒に取り組んでいただければと思います。
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